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Yes World (マレーシア)インタビュー-デヴィッド・アーチュレッタがいま考えていること、それは・・・ [雑誌・記事訳]

rikuです。アジアツアーを控えたデヴィッドは、このところプロモーションを兼ねてアジアの複数のメディアのインタビューを受けています。どこももなかなか密度の濃いインタビューをしていますが、なかでもマレーシアのYes Worldによるインタビューでは、レーベル(JIVE)やマネジメントから離れたことや、今後予定について、デヴィッドが率直に心境を語っています。

なるほど~という内容から、おっと、そう来るか!というちょっと驚きの内容まで、ファン必読のインタビューです。

「自分がしたいことだけをやるっていうのは、いいね」-デヴィッド・アーチュレッタ

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デヴィッド・アーチュレッタが、リリースされたばかりのニューアルバム"The Other Side of Down" をひっさげて、2011年7月26日にネガラスタジアムでフルコンサートをするために、マレーシアに帰ってくる。彼は、今後の予定やレコードレーベルJIVEから離れたこと、恋愛観について語ってくれた。

質問:初めてのフルコンサートをしにマレーシアに来るのは、どんな感じ?
デヴィッド・アーチュレッタ:興奮する。前回マレーシアに行ったときは、本当に楽しかった。信じられないくらい楽しかった。マレーシアのファンがこんなに応援してくれているなんて、すごすぎるって。正直なところ、ぼくはあれほどとは想像もしていなかった。フィリピンなんかについては、いろいろと聞かされていたけれど、マレーシアに行ったらどうなのかは、ぜんぜんわからなかったから。マレーシアのファンに会って、みんながどんなに素敵かを目にしたときは驚いた。だから、またあそこに戻って、今回はフルバンドでフルコンサートができるのは、とにかく嬉しいよ。

質問:今回は、どんなコンサートが期待できる?
デヴィッド・アーチュレッタ:ニューアルバム"The Other Side of Down" を出してからマレーシアに行ったことはないから、今回のコンサートでその中から新しい曲を歌うことができると思う。みんながこのアルバムの曲をライブで聞いたことがないのはわかってるし、以前のアルバムの曲も、ライブではほとんど聞いたことがないよね。マレーシアでのショーケースのときは、数曲しか歌えなかったから。だから、マレーシアのファンのみんなにフルコンサートを観てもらえるのは、素晴らしいよね。マレーシアは、今まで歌った中でも最高の1つだし、それに、喉にもすごくいいんだ。音程が甘くなったことを覚えているけど、でも、とっても気持ち良かった。

質問:このところ、方向性を模索しているとか、将来のためにミーティングを重ねていると話していますが、いま、あなたに助言してくれるメンターのような存在はいる?
デヴィッド・アーチュレッタ:正直なところ、いつだって、ぼくを最も正しく導いてくれるのは神だけだと言わざるを得ない。神は、ずっとぼくを導いてくれている。ぼくは、たくさん祈り続けてきた。いまこの瞬間に何をするべきかについて、自分に「OK」を出すために。ほかにも、多くのことをしようと思えばできるわけだから。では、自分がこれからすべきことは何なんだろう?って。多くの場合、それは恐怖心を伴う。あまりに多くの選択肢がありすぎて。自分がすべてをダメにしてしまうかもしれないし、誰にも何もわからない。でも、自分の中に、「何をし続けるべきかは、わかっている」と感じさせる何かがあるんだ。今後何が起きるか正確に分かっていなくても、いま起きていることが心地よく感じられるし、自分の決断に満足している。休みを取ってライターたちにただ会うことも心地いい。

質問:次に何をするか、具体的な計画はある?
デヴィッド・アーチュレッタ:ファンのために何か新しい曲をリリースしたい。今年は、フルアルバムを制作するつもりはない。もちろん、将来的には制作したいけれど、今年じゃない。でも、何かは出したい。辛抱強く待ってくれて、応援してくれるファンのために新曲をリリースしたいと考えている。いま、それに取り組んでいるところだ。ここ2週間ほどは、ロスでいろいろなミーティングをしていたけれど、これからナッシュビルに向かう。以前、ナッシュビルで曲作りをしたことがあって、そこが、ぼくが魔法を感じることのできた場所だから。ぼくは、自分の方向性とフィーリングに従いたいと思っていて、それをナッシュビルに感じるんだ。「ナッシュビル?じゃあ、カントリーに進むつもり?これからはカントリー・ミュージックをやるの?」っていう人が多いけど、そうじゃない。ここには、いろんな分野のライターが大勢いるんだ。ケシャやキングズ・オブ・レオン、パラモアとかね。彼らはみんなナッシュビル出身だ。ここは、カントリーだけじゃない。

質問:ラテンの曲をやりたくてたまらないそうですが、あなたの歌うラテンの曲を聞けるのはいつ頃になる予定?
デヴィッド・アーチュレッタ:いま、実際にそれに取り組んでいる。曲作りをするなかで、スペイン語でのアイデアも書き留めている。こっちにちょっと手を出したり、あっちにちょっと手を出したりって感じ。ほかに今年やりたいのは、クリスマス関連のこと。クリスマスアルバムを出すわけではないけど、もっとクリスマスコンサートをやりたい。クリスマス曲をリリースするかもしれない。今年は少数の曲だけになるだろうけど。ぼくが今までやった中で最も気に入ってるツアーは、クリスマスツアーだから。いまその調整をしているし、少しスペイン語の曲も書いている。できれば、いっしょにスペイン語の曲も入れたいから。いまは、自分自身の曲、自分自身の音楽を引き出そうとしているところなんだ。

質問:好きなラテン系アーティストは誰ですか?その理由は?
デヴィッド・アーチュレッタ:ルイス・フォンシが大好きなんだ。彼は、本当にいい。あの声が好きなんだ。彼は、素晴らしい歌手だ。それに、ぼくは母と一緒にセレナを聴いて育ったから、セレナからも多くのインスピレーションを受けた。生まれて初めて覚えた曲の1つはセレナの曲だしね。

質問:レーベルのJIVEから離れた件については?
デヴィッド・アーチュレッタ:ぼくがJIVEから離れることにしたと知って、多くの人は驚いていた。JIVEからは、実際に、別契約を結んでJIVEに残ることを提案された。でもぼくは、去年か、一昨年あたりからあまりハッピーじゃなかった。 完全に自分が望む方向に進んでいるとは言えなかったから。とても多くのことを学んだし、JIVEで一緒に仕事をした人たちは本当に素晴らしい人たちだった。でも、ぼくには自由が必要だったのに、それを得ることができなかった。アメリカン・アイドル以降、すべてがどんどん前に進むばかりで、これをしろ、それはするな、の連続だった。だから、自分が本当に何をしたいのかを考える時間を実際に持てて、なんていうか、自分がしたいことだけできるっていうのは、いいものだって感じるんだ。

ぼくは、レーベルを離れただけでなく、そのとき契約していたマネジメント・チームからも離れた。自分が何を思うのかを知る必要があったから。あまりに多くの人たちがぼくに何をすべきかを言うんだ。たくさんの人が君がしなきゃならないことはこれだ、君が成功するために必要なのはこれだ、これが君の音楽だ、これが君のスタイルだ、と言ってくる。ぼくは本当に混乱してしまった。だから、今はようやく自分で息ができると感じてる。やっと、また酸素を吸い込むことができたぞって。だって、もうあのプレッシャーから開放されたんだから。

質問:独自でやって行くということ?それとも他のレーベルと近いうちに契約する予定?
デヴィッド・アーチュレッタ:実際に、複数のレーベルと会ったし、契約のオファーも受けた。でも、ぼく自身は、なぜ、どうして以前と同じ問題を抱えることになるかもしれない契約をしなきゃならないんだ?と感じている。ぼくは、もっと曲作りに時間をかけたい。そして、それらの曲をまとめてから、彼らに対して、ぼくは準備ができたと言いたい。アルバムを制作する準備ができてから、それをレーベルに示して、これがぼくのやりたい音楽だと言いたい。そして、ぼくをサポートしてくれるか、信用してくれるかを問いたい。それが、ぼくがやりたいことだ。自分が感じることのできる音楽、試してみたい音楽がやれるようにしたいんだ。他人から自分用に用意された音楽じゃなくてね。だから、いまはレーベルを求めてはいない。しばらくは探していたけど、でもその後、レーベルはいま自分に必要じゃないって決めたんだ。

質問:いま、だれか特別な人はいる?誰かにクラッシュしている?今年は、真剣な交際をする用意がある?
デヴィッド・アーチュレッタ:ぼくはいつも、ぼくにふさわしい女の子を待ってるんだ、と答える。それに関する曲も書いてる。”My Kind of Perfect”っていう曲だ。恋愛は、まだ自分が専念したいことじゃない。でも、そういう人が現れればいつだって、何かを感じるに違いないってことはわかっている。

デートをしたりするのはいいと思うけど、まだ、真剣なデートをしたことはない。別にロマンチックなことが嫌いなわけではないけど、まずは楽しくデートして、お互いを人としてよく知りたいと思う。誰かとデートする理由は、自分が結婚して、残りの人生を共に過ごす人について知ることだからね。自分が残りの人生をどんな人と一緒に過ごしたいのか、一緒にいたいのはどんなタイプの女の子なのか、ってこと。彼女はこれからぼくの子供を育てることになる人だからね。それって重要なことなのに、多くのひとはそれを忘れてる。

子供を持つなら、自分は子供たちのためにどんな父親になりたいのか、子供たちにどんな母親を持たせたいと思うのか。ぼくは小さい子が大好きだから、できる限り最高の親になりたい。できる限り最高の夫になりたい。だから、いまはただ待ちたいと思う。まだ彼女を探すことに専念する気はない。その時がきたら、自分にはそれがその時だとわかるから。

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posted by rikuchan at コメント(4)  トラックバック(0) 
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コメント 4

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reiko

rikuchanさん、このインタビューを原文で読んだとき、よくわからない部分があったのですが、訳してくださってありがとうございます。すっきりしました!
デヴィッドはやっぱりものすごいプレッシャーを抱えていたのですね。
でも今やっと自由になって、ほんとうに自分がしたかったことに取り組むことができているんですね。
他のレーベルと近いうちに契約する予定?の質問の返答には自信が漲ってますよね。デヴィッドはこと音楽に関しては、ぜったい譲らないその確固たる信念が素敵[__ぴかぴか]
ただ、そこにビジネスが絡んでくると、いろいろと厄介なことになるんでしょうけど・・・でもデヴィッドの決断ですから、わたしは信じたいです。

そして、恋愛観もゆるぎないものがありますね。二十歳の男子がこんなにしっかりとした考えをもって、デートする意味を考えてるなんて、なんかすごいなぁ。デヴィッドらしい。

読み応えたっぷりの素晴らしいインタビューでした。ほんとうにありがとうございました~[__わーい] 


by reiko (2011-06-23 07:37) 

シェイマス

うん、人生観がとても20歳じゃない・・・
やっぱり喉を痛めてもう歌えないかもしれない、っていう経験があるからなのかなぁ・・・(ごめんなさい、自叙伝読んでないです・・・[__あせあせ])

そして信仰が深いね。どっかの誰かさんとはえらい違いだ。(え?あたし?そう、シェイマスくんはモルモンじゃないけどキリスト教信者・・・[__あせあせ])

そしてデート観が深い~~~[__がく~]
自分の子供を育てる人だから・・・って・・・
こんな考えの20歳、この辺にいませんよっ!
参りました、David君!

そしてこのインタービューを訳したりくちんにも敬礼。ご苦労様ッ!

by シェイマス (2011-06-23 09:13) 

kaychan

やった~!!! このインタビュー訳をひそかに期待していましたっ!
rikuchanさん、ありがとうございました~[__キスマーク]

明らかに自分らしくない曲を唄ったり、自分の意志に沿わない行動を指示されたり・・・という状況から脱したことは、デヴィッドにとって幸せな事だと思います。ゆっくり時間をかけて曲作りに励みたいという思いがずっとあったんですものね。
ただ、シングルでもアルバムでも、売れないことにはツアーをする資金が作れない、そこがツライところです。今後デヴィッドがリリースしていくことになるシングルが売れますように~[__揺れるハート]
それがいつ発売になるのか今はわかりませんから、先ずとりあえずはMOTABのCD&DVDのセールスが順調に伸びて、本人が望んでいるクリスマス・ツアーができるといいな~って思います。

結婚・恋愛観には脱帽ですっ<(_ _)>





by kaychan (2011-06-23 20:47) 

rikuchan

あっ、あの~^^;、上記にコメントを頂いた皆さんったら、英語ばっちりの方ばっかりなので、なにとぞ原文で意味をご確認くだいますようお願いします~m(__)m。
しかし、本当にデヴィッドてば、自分に正直というか、いい意味で頑固というか。自分のやりたいようにやる以上、やはり、kaychanが言うように今後のシングルがしっかり売れることが重要なポイントになりそうです。
あとは・・結婚前の女性の姿から、いい母になるかどうかが必ずしもわかるとは限らないんじゃないかと思うんだけどもね(笑)。
by rikuchan (2011-06-25 21:46) 

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