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kaychanのMOTABクリスマスコンサート訪問記-その1-デヴィッド・アーチュレッタを生で見た、聴いた、そして話した! [デヴィッドに会いました!(現地レポ)]

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rikuです。
みなさま、お待たせしました!12/16~ユタのソルトレーク・シティを訪れ、デヴィッドとモルモンタバナクル合唱団とのクリスマスコンサートを堪能し、なんとデヴィッドと直接話をしたkaychanが、詳細なレポを届けてくださいました!まずは、到着&リハーサル日(12/16)と、コンサート第1夜(12/17)の様子です。

では、覚悟はよろしいですか?
デヴィッドとの出会いの、疑似体験とまいりましょう。
(ファンとの交流も含めた詳細に渡るレポのうち、デヴィッドに関係するを部分を抜粋してAAAでは掲載させていただきます。)
一週間前の出来事がずいぶん昔のことのようです。「何が一番良かったかなんて言えない。MOTAB Choirとデヴィッドのコンサートが良かったのか、世界中から素晴らしいファンが集まってこの特別なひと時を共に迎えることができたことがよかったのか・・・」こう仰っている方がいましたが、私も同じ想いです。多くの人々にお会いし、たくさんの事が起こりました。順番に書いておこうと思います。

◆Will Call Box (コンサートチケットを受け取る場所)
ドアを開けて入ってみると、イベント開催時はずっと開いていると思っていた窓口が夕方5時にはいったん閉まるらしく、6時まで待たねばなりませんでした。私の前の年配のご夫婦はMotab Choirを楽しむために来ておられ、「今年は ‘アメリカン・アイドル’出身のデヴィッド・アーチュレッタがゲストだそうよ。まだなんと19歳なんですって! さあ、どんなコンサートになるのかしら。」そんなことをおっしゃっていました(いえ、きっとこの方たちも3秒で改宗されたに違いありません・笑)。

お話をしながら待っていると、右の通路から10人程のグループがやってきて、Will Call の横にあるドアの前に立ちました。真っ赤なジャケットに黒のタイトスカートを身に着けひときわ華やかなオーラを放つ女性の顔には見覚えがあります!でもそれがルペだと分かるまでに少し時間がかかりました。こんな奇遇なことってあるのでしょうか! よく見るとジャジー、アンバー、クラウディア、アブエリータ(おばあちゃん)、パピ・ウィル(おじいちゃん)、他の親族たちも一緒です。6時きっかりに窓口が開いて、この日のSimulcastと翌日のコンサートのチケットを無事に受け取りましたが、そのまま立ち去るには惜しい気がして、パピ・ウィルと話をしているルペにタイミングをみて思い切って声をかけました。彼女は私が日本から来たことを知ると驚き、すぐに向こう側の列に並んでいるジャジーやみんなに聞えるように「彼女はハポン(Japan)から来たのよ!」と言いました。ジャジーはにこにこしながら右手の指を「招き猫」のようにして挨拶をしてくれたのですが、同じ向こう側の列にいたご婦人はこちら側へ歩み寄って来られて、私の顔をじっと見つめて“I’m his grandmother” と言いました。私が “Oh, I know…. Glad to see you!”と言うと、彼女は初対面の私を優しくハグしてくれました。彼女がどれほどデヴィッドを愛しているか、またどれだけ誇りに思っているか、そしてこの栄えある特別なコンサートの為にデヴィッドのファンが日本からやってきたことをどれほど嬉しく思っているのかがわかりました。

◆ドレスリハーサル-同時中継(サイマルキャスト)
ドレス・リハーサルは8時ぴったりに始まりました。前方左右にスクリーンが一つずつあり両方を見ていると突然デヴィッドが登場。なんと凛々しく男前なんでしょうか! 黒のタキシードがなんてよく似合っているんでしょうか! 彼の歌声は暖かく優しく力強く、会場に響き渡りました。コンサートの内容は言葉では言い表すことのできないものでした。しかもこれは実況中継であり、本人がその場にいるわけではないのです。明日のコンサートがますます楽しみになってきました。Simulcastの難点はスクリーンしか観ることができないので、いつどの部分でデヴィッドが唄い始めるのかがわからないことです。合唱団の歌だと思っていると突然デヴィッドが現れる・・・これにはびっくりしました。

◆MOTABコンサート1夜目(2010/12/17)
私たちの席はバルコニーの右寄りだったのでデヴィッドは遥か遠く、スクリーンを見つめる状況だったのですけれども、会場全体を見渡せること、会場の空気を肌で感じられること、音質が違うこと、などの点ではるかに、いえ、全くSimulcastとは違いました。何よりもデヴィッドが同じ空間に居ることや彼の喜び、幸せ、感動を一緒に体感できたことが素晴らかったのです。またステージ袖と反対側の席だったため、彼が次の曲のためにスタンバイしている姿、或いはそのまま控室にチョコチョコ戻っていく姿も見ることもできました。

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デヴィッドが唄った6曲
1.Joy To The World 今回のアレンジは曲の途中に想定外の展開があって息をのみました。声も一段と伸びやかで素晴らしかったですよね。
2.The Cat and the Mouse Carol 本人にも馴染みのない曲だったように私も初めて聴いた歌だったけれど、唄い始めた瞬間にデヴィッドにぴったりの可愛らしい曲だと思いました。選曲が見事でした。
3.Gesu bambino オペラの中の曲のような歌で、デヴィッドがこのような歌を唄ったことがとても新鮮でした。「あ~ああ♪ あ~ああ♪ あ~あああ~♪」と軽やかな部分もある素敵なイタリア歌曲でした。
4.Los pastores a belen デヴィッドのスペイン語。鳥肌が立ちました。「アイヤイヤイヤ」「パンパンパン」など覚えやすいフレーズがたくさん入っている軽快な曲で、彼がどこかに持つ「哀愁感」と対極をなす雰囲気がとても印象的でした。
5.Silent Night 彼のクリスマス・アルバムの中でも特に “O Holy Night”と “Silent Night”が大好きなので今回のプログラムにそのうちの一曲が入っているのがわかりとても楽しみでしたが、デヴィッドはこの歌と一つになり彼の全てがこの歌の中にあったと思いました。自然に涙が出てしまい、Aママがティッシュペーパーを差し出してくれました(私も持っていたけれど・・)。
6.Angels, from the Realms of Glory 伝統的なフランスの歌だそうですが、子どもの頃から賛美歌としてなじみ深い曲です。デヴィッドの堂々と歌い上げる逞しさと自信と感情表現の豊かさに圧倒されました。
デヴィッドは終始幸せそうで、謙虚でありながら自信に溢れていて、そんな彼を見ているだけで私も幸せになりました。

◆サイン会@ディザレットブック(2010/12/17)
コンサートが終わってもこの夜はまだ終わりません。Bママが(コンサートには出席せず、予めディザレットブックに並んでくれていた)ご主人に電話したところ、Deseret Bookの中に入れてもらっていたことがわかり私たちはちょっとほっとしました。急いで通りへ向かうと、1ブロック以上人の列が続いているのが見えました。もう一つの入り口から入りご主人の前に4人並びました。そんな風ですから前にいた20人程の人たちも3~40人位に膨れ上がっていたと思います。9時 40分頃から列が動き始め、ドキドキしてきました。CDと、NBさん、hさんのデヴィッド人形を手に持って前に進むので写真を撮る余裕はありません。既に「写真を撮るために立ち止まってはいけない」「(CDでも本でも)サインをもらう箇所を開けておくように」などとお達しが出ていた位です。

遂に私の番が来てデヴィッドの目の前に立った時、真っ先に人形たちを差し出して「(この子たち)日本から来たのよ!」と言いました。「わ~、ほんとに?」とデヴィッドはチビDたちを手に取ると眼を輝かせて興味深げに見ていました。「そうなの、私は日本からあなたのコンサートを観に来たの」「コンサートを見た?」「ええ、今晩ね。素晴らしかったわ!」「ありがとう。ああ、僕は日本に行きたくてたまらないんだ!」デヴィッドは拳を握りしめて力強くそう言いました。私はその言葉に感激してしまい、とんでもない言葉を発していました。彼は “Oh, I really want to go to Japan!” って言ったのです。それなのに私は思わず “Me, too!”って言ってしまったのです。いやだあ・・・「私も日本に行きたくてたまらない」って・・・。「私もあなたに是非日本に来てもらいたいの」って言うはずだったのにね。そこで一つ大きく息を吸って「是非日本に来てね!!!」と言い直したら、デヴィッドが「君の名前は?」(「君」と書くにはあまりにもオバサンなんですが、私)と聞いてくれました。「kaychan」と答えると、「kaychan! うん、覚えたよ」と言ってくれました。こんなに楽しい会話ってあるかしら? この間にデヴィッドはCDにサインをし、Deseret Bookのお店の方がお人形と私の用意したプレゼントを彼の背中越しにメリンダさんに渡していました。とは言うものの、私は店員さんの手の動きは見えていましたが右の方にメリンダさんがいることに全く気付きませんでした。ずっとデヴィッドを見ていたからです。

こうしてデヴィッドとの夢のような対面が終わりました。後で私はBママのご主人にお礼を言ってから、続けて「何百回でもサンキューって言えるわ」と言いました。それから、この出来事はNBさん、hさんの作って下さったお人形があったからこそ生まれたものです。彼がチビたちを見ている時のキラキラとした瞳、日本への憧れに満ちた表情をお二人に見せてあげたかったです。本当にありがとうございました。

この時、サインを待つ列ではない所から一人の女性が現れました。デヴィッドに声をかけたのでしょうか、彼は顔をあげて急いで席を立ち、こちらの方へやってきて彼女にハグをしました。私は何が起きているのかさっぱりわかりませんでしたが、後でBママが「彼女はデヴィッドの小学校時代のスペイン語の先生よ。その後パブリック・スクールへ転任されたし、デヴィッドは自宅学習になったから3カ月しか教えてもらっていないけど彼はちゃんと覚えているのね。」と教えてくれました。きっと先生はここで彼のサイン会が開催されるのを知って訪ねて来てくれたのでしょう。

本来ならサインをもらったら外に出て行くのですが、仲間を待っている人達もいるわけで、私もその一人。店内に残っていました。Bママ夫妻の次にAママがこちらにやってきました。彼女は外見も内面も可愛らしい人で、私がプレゼントした日本盤TOSODの日本語訳小冊子の内側にサインしてもらうのだと話していたのですが・・・デヴィッドに手渡しながら「何て書いてあるのかわからないのよ」と言ったのだそうです(たぶん、茶目っけたっぷりに)。するとデヴィッドは “GO! ASK KAYCHAN!”と言ったのだそう。彼がそんな風に言ってくれたことがとても嬉しかったけれど、それ以上に彼女の「結果を生む機敏さ」と言うか、「優しさ」「賢さ」「もてなし方」に感動しました。彼女に何か暖かい気持ちが無かったらこんな素敵な思い出は生まれなかったと思うのです。


どうです?最初の2日間でこの内容の濃さ。そして、kaychanは、このコンサートとサイン会に参加しただけでなく、米国をはじめ、カナダやヨーロッパなど各国のデヴィッドファンと会って、たくさんの交流もしていらっしゃいます。たった2日間でこれだけの内容をこなすには、当然、かなりの事前準備が必要です。kaychanのファンとの交流の詳細や、出発前の用意周到&緻密な計画(笑)の様子は、下記のリンクから彼女のブログをご覧ください。

◆ 渡米前の準備の様子は、こちら
◆ ソルトレークシティでの12/16、12/17のより詳しい様子は、こちら

さて、お気づきように、これはレポ<その1>で、12/16,12/17の様子をまとめたものです。12/18以降については、<その2>が出る予定ですので、お楽しみに!

kaychan、詳細なレポを紹介してくださって、本当にありがとうございます!
そして、続きもよろしく~(^^)v


Photos credit to Deseret Book & kaychan

posted by rikuchan at コメント(2)  トラックバック(0) 
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コメント 2

コメントの受付は締め切りました
kaychan

rikuchanさん、早速取りあげて下さってありがとうございます。それにしてもメリンダさんはこんなに近くにいらっしゃったのですね。気付いていたら何かお話をする(と言っても、「デヴィッドを日本に連れて来て」ということですけどね)ことができたのに、う~、残念でした~[__ふらふら]

<その2>はまだ一言も書いていないのでもうちょっとお待ちくださいね~[__ダッシュ]
   

by kaychan (2010-12-26 21:57) 

Gray

kaychan、素晴らしいレポをありがとう~。
私たちはレポを読んで疑似体験はできるけど、
その本質を理解することは絶対にできないです。
「何よりもデヴィッドが同じ空間に居ることや彼の喜び、
幸せ、感動を一緒に体感できたことが素晴らかったのです。」
に表れているように、そこに共にいることに意味があったと思う。
どれだけ情報技術が発達しリアルタイムで世界と繋がれる世の中になっても、
その場にわが身を置き体験することがひとの人生を彩っていく。
だからこのレポを読んでも、私には肝心なところがわからない。
わからないということがわかったのが嬉しく、素敵なことだと思いました。

レポの続きは年末だし、無理しないでくださいね~。
(でもこっそりと待ってます)

by Gray (2010-12-26 22:46) 

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